オバマ米大統領の「中国熱」に悩むインド―香港紙

Record China    2009年3月18日(水) 9時0分

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14日、香港紙は「インドはオバマ米大統領の『中国熱』に頭を悩ませている」と題した記事で、親密さを増す米中関係の陰で米印関係はブッシュ前政権時代のような活発さを失っていると指摘した。写真はオバマ大統領の自伝「マイ・ドリーム」の中国語版。

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2009年3月14日、香港紙・亜洲時報は「インドはオバマ米大統領の『中国熱』に頭を悩ませている」と題した記事で、親密さを増す米中関係の陰で米印関係はブッシュ前政権時代のような活発さを失っていると指摘した。16日付で環球時報が伝えた。

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米中両国は8日に南シナ海沖で発生した中国艦艇による米調査船の取り囲み事件をめぐり、緊張状態が続いていた。これを受け、オバマ米大統領は12日、二十か国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の準備のため訪米した楊潔●(=竹冠にがんだれに虎、ヤン・ジエチー)中国外相と会談。両者は経済危機への対応や北朝鮮問題などで緊密に連携していくことで合意した。記事はこれを「米側の対中重視の表れ」と指摘する。

ブッシュ前政権下におけるインドの位置づけは、中国の台頭に対抗するための重要なパートナー。包括的な分野での関係強化が図られ、急速に親密さを増していった。だが、オバマ大統領の就任後、その地位は一気に逆転。かつてのインドの地位は中国に奪われてしまった。

米ギャラップ社の調査によると、米国人にとってインドはアジアで日本の次に好きな国。中韓よりも上である。ニューデリーの専門家たちは「米印関係がかつてのような輝きを取り戻すには、オバマ大統領の『中国熱』が冷めるのをじっと待つしかない」と分析した。(翻訳・編集/NN)

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