<就職難>女子大学院生が苦肉の策、企業に「入社後3年は出産しない」誓約書―上海市

Record China    2009年3月15日(日) 14時44分

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13日、上海の有名大学に通う女子大学院生の王さんは、就職活動をしているがなかなか採用してもらえない。理由は、入社後まもなく出産、休職の可能性があるからだ。王さんはついに「入社後3年は出産しません」という誓約書を作り、応募企業に提出した。資料写真。

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2009年3月13日、上海のある有名大学に通う女子大学院生の王さんは、就職活動をしているがなかなか採用してもらえない。理由は、入社後まもなく結婚適齢期に入り、出産、休職の可能性があるからだ。就職難に悩む王さんは、ついに「入社後3年は出産しません」という誓約書を作り、応募企業に提出した。新聞晨報が伝えた。

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王さんが就職活動中に、ある会社の採用担当者に言われたのは「もし男性だったら採用していた」という言葉。「学士での卒業なら入社後数年は働けるのでマシだが、修士の学生は入社後すぐに結婚・出産適齢期になってしまう。するとまた人を雇わないといけないし、復職したら人事異動も考えないといけない」と説明され、王さんが数年間は結婚の予定も出産の予定もないと再三アピールしても、結局面接すらしてもらえなかった。

新卒を採用する企業としては、入社後数年間は仕事に専念してもらいたいというのが本音だ。そこで卒業時に既に結婚適齢期に達している女子大学院生は、入社後すぐに出産で休職する可能性が高いため敬遠される傾向にある。華東師範大学就職センターの沈維宇(シェン・ウェイユー)副主任によれば、女子大学院生は皆この問題に面しており、企業は明言しないものの、目に見えないハードルとなっているという。中国の労働に関する法律では女性差別は出来ないと明確に規定されているが、企業の採用に関する監督をさらに強める必要があると指摘する。(翻訳・編集/中原)

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