<食の安全>中国人の主食「マントウ」に殺虫剤、関係者が内部告発―陝西省西安市

Record China    2009年3月13日(金) 20時25分

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13日、陝西省西安市で販売されている一部のマントウ(中国式蒸しパン)に、見た目や風味をよくするため様々な添加物が加えられていると関係者が証言した。写真は街で売られるマントウ。

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2009年3月13日、華商報によると、陝西省西安市で販売されている一部のマントウ(饅頭)に、見た目や風味をよくするため様々な添加物が加えられていると関係者が証言した。中には殺虫剤のジクロルボスなどの有毒物質が加えられている場合もあり、長期に食用すると肝臓・腎臓障害やガンを発症する可能性がある。

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マントウは中国式蒸しパンで、北部を中心に主食として広く食べられている。西安市のあるマントウ店の主人は、「白くきれいに見せるため、漂白剤や改良剤、色素、その他様々な添加物を加える」とおいしそうなマントウの秘密を明らかにする。さらにこの主人は「ジクロルボスを加えるのは、風味を良くするため」とし、「何が入っているかわからなくて怖いから、街ではマントウを買わない」と話す。また、内部関係者によると、マントウに添加物を加える方法は、添加物の製造メーカーが「丁寧に指導」してくれるという。

専門家は「たとえ少量でも、ジクロルボスや色素、その他有害な物質が含まれているマントウを長期間食べ続ければ肝臓や腎臓障害を引き起こすだけでなく、ひどい場合はガンを誘発する」と警告を鳴らしている。

しかし、政府の検査部門では「生産拠点が多すぎて、すべては調査できない」と、マントウへの有害物質の添加はほとんど野放し状態になっている。さらに、条例では添加物禁止が明文化されているにもかかわらず、添加物の多くが検査の対象項目になっておらず、「どんな有害物質が添加されているかもわからないため、すべての有害物質を調査することは不可能」とお手上げの状態だという。(翻訳・編集/HA)

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