<建国60周年>治安情勢の悪化は昨年以上―新疆ウイグル自治区

Record China    2009年3月8日(日) 18時38分

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6日、今年は建国60周年という歴史的な節目を迎える中国。新疆ウイグル自治区では治安情勢の悪化が懸念されている。写真は09年1月に同自治区イリ・カザフ自治州クルジャ市で行われたテロ対策の軍事演習。

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2009年3月6日、中国は今年建国60周年という歴史的な節目を迎える。このほかにも09年は政治的な大型行事が集中していることから、「試練の年」になるとみられているが、新疆ウイグル自治区では治安情勢の悪化が懸念されている。英BBC放送の中国語版ウェブサイトが伝えた。

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同自治区トップのヌル・ベクリ主席は6日、北京市で開かれた記者会見で、「建国60周年はすべての中国人にとって祝賀行事である」としながら、「自治区内外の敵対勢力が、様々な手段を講じて政府の妨害を図るとみられる」と語っている。

また、同主席は「治安情勢は昨年以上に厳しさを増す」と指摘。衝突が激化する恐れがあるため、昨年の北京五輪期間以上に厳重な治安対策が行われるという。中国政府筋の情報によると、昨年1〜11月の間に同自治区当局は、「国家安全危害罪」で1295人を逮捕、1154人を起訴している。

同自治区では昨年8月ごろから凶悪犯罪が連続発生しており、多くの死傷者が出ている。北京五輪の開幕直前には、同自治区カシュガル市で国境警備にあたる武装警察隊が襲撃され、警官16人が死亡、16人が負傷する事件が発生した。なお、中国政府は東トルキスタン独立勢力が事件に関与したとの見方を示している。(翻訳・編集/SN)

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