<動物像競売>クリスティーズ、他に14件の文化財持ち出しを手続き中―中国

Record China    2009年3月7日(土) 17時7分

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6日、クリスティーズが清代の動物像を競売にかけた件に関し、中国国家文物局は「文化財の持ち出し・持ち込み審査についての通知」を発表。各地の管理所でクリスティーズ関連の文化財14件が手続き中であることがわかった。写真は08年6月、海外流出中国文物展。

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2009年3月6日、中国政府の強い反対にもかかわらず、クリスティーズが清代の動物像をオークションにかけた件に関し、中国国家文物局は「クリスティーズのオークションに関連する文化財の国外持ち出し・国内持ち込み審査についての通知」を発表。その結果、各地の国家文物出入審査管理所でクリスティーズに関連する文化財14件が持ち出し・持ち込み手続き中であることがわかった。法制晩報が伝えた。

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国家文物局の張柏(ジャン・バイ)副局長は「動物像の件については08年10月ごろに情報を得て、オークション開催までにクリスティーズの代表者と3回会談した」と語り、さらに今年2月23日には「開催した場合の一切の責任はクリスティーズが負わなければならない」と書面で通知したにもかかわらず同25日(パリ時間)にオークションを強行した、と開催までの経緯を説明した。

開催を知った国家文物局は同26日(北京時間)、非難声明とともに「通知」を発表。全国の管理所に対して、クリスティーズのオークションに関連する文化財の持ち込み・持ち出しに関し、取得の正当性を証明する証明書の添付を義務づけるなど厳しい対応を決定し、実態調査を指示していた。

その結果、クリスティーズ関連の文化財14件が手続き中であることが判明。張副局長は「強行開催した場合の対応についてはすでに先方に通知したとおり。われわれは中国の法律に基づいて厳格に処理する」とコメントしている。(翻訳・編集/HA)

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