<偽造紙幣>地下組織、5年で3億元以上を海外から持ち込む―中国

Record China    2009年3月5日(木) 8時22分

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3日、中国の警察当局によると、地下組織が中国本土で流通させた偽造紙幣は、5年間で3億元以上に上り、その多くは台湾などの地下工場で印刷されたものだという。写真は2月に中国西安で見つかった偽造100元札。

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2009年3月3日、中国の警察当局によると、地下組織が中国本土で流通させた偽造紙幣は、5年間で3億元(約42億円)以上に上り、その多くは台湾などの地下工場で印刷されたものだという。広州日報が伝えた。

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中国や香港、マカオなどでは09年年初めから紙幣番号が「HD」や「HB」で始まる100元(約1400円)札の偽造紙幣が広く流通し、買物の際の100元札のやり取りに支障をきたすなど市民生活に大きな影響を与えている。

ある偽造紙幣の密売人は「偽造紙幣の売価は当初の1枚12元(約170円)から品不足で24元(約340円)へと値上がりし、1か月で最高20万元(約280万円)分販売したこともあった。しかしうわさが広まったため、現在は1枚10元(約140円)でも買い手はほとんどいない」と内情を明らかにする。

また、地下組織の内部関係者は「中国本土では偽造紙幣製造の罪が重く死刑にもなりかねないため、偽造組織は主に台湾や香港、海外で超精密技術を使って印刷している」とし、「密輸組織や密航船を使って中国本土に持ち込んだ後、銀行の内部関係者のルートや地下賭博場へ流して社会へ流通させている」と語る。

偽造団の取り締まりを担当する台湾特捜チームの関係者は、こうした証言を裏付けるように「台湾の地下工場は世界最高の偽造紙幣印刷技術を持ち、すでに相当な規模になっている」とコメントしている。(翻訳・編集/HA)

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