フランスへの報復?エアバス購入取りやめ=損害額は100億ドルに―中国

Record China    2009年3月2日(月) 10時50分

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2009年2月25日、米ブルームバーグ社はエアバス社が中国と結んでいる旅客機納入契約(150機分)が履行されないことを報じた。関係が冷え込むフランスへの中国の報復、との見方が伝えられている。写真は2007年、北京市の首都国際空港でお披露目されたエアバス社A330。

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2009年2月25日、米ブルームバーグ社はエアバス社の中国向け納入契約150機分が履行されないことを報じた。中国側は金融危機の影響と説明しているが、サルコジ仏大統領がダライ・ラマ14世と会見した事への報復措置との見方が伝えられている。3月1日、中国経済網が伝えた。

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2005年、エアバス社は中国に150機以上、約100億ドル(約9760億円)を納入する契約を交わした。そのために天津市に組立工場まで開設している。しかし昨年12月、サルコジ仏大統領がダライ・ラマ14世と会見したことで状況は一変した。中国側は購入契約の一時延期を発表、このたび2009年の契約不履行が明らかとなった。

報復措置との見方が強い一方で、中国側は経済的理由と主張している。中国民用航空総局は金融危機の影響から先ごろ、航空各社に航空機の購入を遅らせる、あるいは取り消すよう通達している。一方、先月末に中国商務部が率いる欧州訪問団は、総額130億ドル(約1兆2700億円)の契約を交わした。そのなかには英国でのロールスロイス社製航空機用エンジン20基、同じく英国からの航空機用アルミニウム板の購入契約が含まれている。(翻訳・編集/KT)

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