2009年2月17日、新聞晨報によると、このほど英ポンドの対中国人民元為替レートが、1ポンド＝10元にまで下がったことで、イギリスは現在、中国の消費者にとってもっともブランド品が安い国となった。このため、グッチやバーバリー、シャネルなどの高級ブランド品を代理購入サイトを通してイギリスから購入する人が上海の若者を中心に増えている。

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あるOLは「ブランド品は、つい2か月位前まではアメリカやオーストラリアで買うのが安かったけれど、今はイギリスが安い」と話す。流行に敏感な上海の「ショッピング名人」達を中心に、インターネットを通してイギリスで代理購入するのがひそかなブームとなっている。ある代理購入サイトの運営者も、「英ポンド安で、ここ2か月グッチとバーバリーが世界で最も安く手に入るのはイギリス」だと認めている。

グッチのバッグは、フランスで買えば540ユーロ（約4840元＝約6万3000円）だが、イギリスでは470ポンド（約4600元＝約5万9000円）。もともとバーバリーの商品は、イギリスで買うのが最もお得ではあったが、現在はさらに安くなり、中には上海の半値で購入できる商品もあるという。ルイ・ヴィトンの手袋も、中国元に換算するとフランスで買うよりイギリスで買うほうが100元（約1300円）安い。わずか100元の差ではあるが、その差が購入欲をそそるのだという。（翻訳・編集/岡田）