<パンダ>臥龍自然保護区、今春本格再建へ―四川省

Record China    2009年2月11日(水) 14時47分

拡大

9日、昨年5月に発生した四川大地震で深刻な被害を受けた臥龍自然保護区の再建が今春から本格的に行われることがわかった。写真は地震発生後5日目の同保護区。

(1 / 8 枚)

2009年2月9日、臥龍自然保護区管理局の張和民(ジャン・ホーミン)局長は、「(昨年5月に発生した)四川大地震により、同自然保護区は大きな被害を受けたが、今年春から本格的に再建を行っていく」と発表した。中国新聞社が伝えた。

その他の写真

「国宝」のパンダや稀少動植物などが生息・繁茂する臥龍自然保護区は昨年の四川大地震により、パンダ研究センターを始め、多くの飼育施設や研究施設が多大な影響を受け、経済損失額は20億元(約2600億円)近くに上った。震災後、同自然保護区は大規模な管理体制を構築し、農地に笹を植えるなどの措置をとり、パンダなど野生動物の生息圏の確保に努めた。

張局長によると、再建計画の全体像はおおむね完成し、現在、各項目に関して具体的な計画を立てている。保護区では保護、研究施設、学校、病院、福利施設など25項目に関して13億元(約169万円)以上を要すると見られているが、これに関しては香港にも支援を求める。香港立法会の批准次第、計画が実施される。このほか、1億元(約13億円)余りをかけた農村再建なども行われる。

同時に、国家林業局はパンダ研究センターやパンダ疾病管理センターの整備や職員の作業施設など19項目の再建計画に2億7000万元(約35億円)を投入する。パンダ研究センターはすでに土地の計測が完了し、また都江堰市にパンダ保護・疾病管理センターを再建することも正式に決定している。現在、廃墟などの処理が行われており、今春には着工される見通し。(翻訳・編集/小坂)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携