<就職難>ホワイトカラー放棄?希望職種に変化―中国

Record China    2009年2月8日(日) 10時21分

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6日、09年は中国で約610万人の大学生が就職活動を行うと見通しだが、うち3割近くは就職先が見つかっていない昨年度の卒業生。世界的な景気低迷は高学歴者の就職にも大きな影響を与えている。写真は7日、北京で開催された大型就職フェア。

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2009年2月6日、環球時報によると、米紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」は4日、中国の就職難の様子を伝えた。09年は約610万人の大学生が就職活動を行うと見られているが、うち27%は就職先がまだ見つかっていない昨年度の卒業生だ。世界的な経済低迷は中国の高学歴者の就職にも大きな影響を与えている。

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大卒生はホワイトカラーの仕事に就きたがる傾向にあるが、長引く就職難により、メイドや工場勤務などの仕事に応募する学生も少なくないという。北京大学のある4年生は、金融危機の前は北京でも月給5000元(約6万5000円)の仕事が得られたが、現在は1700〜3000元(約2万2000〜3万9000円)でも受け入れるつもりだという。なお、深センでは月収1500元(約2万円)を得られる出稼ぎ労働者も少なくない。

中国政府は今年1月、大学生の就職難緩和を目的とした一連の措置を打ち出した。そのひとつとして、経済発展の遅れている西部地区に就職する学生に補助金を出し、貸付金の減免措置をすると発表したが、反応は今ひとつ。生活環境の厳しい西部を敬遠する学生が少なくないという。(翻訳・編集/中原)

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