<金融危機>伊の有名家具メーカー工場が倒産、責任者は高飛び?―広東省深セン市

Record China    2009年2月5日(木) 17時27分

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4日、世界的に有名なイタリアの家具メーカー・デコロの深セン市にある生産工場が、金融危機などによる資金不足で倒産したという。写真は深セン国際家具展。

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2009年2月4日、毎日経済新聞によると、世界的に有名なイタリアの家具メーカー・デコロの深セン市にある生産工場が、金融危機などによる資金不足で倒産したという。

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倒産したのはデコロの関連会社で、同社の中国唯一の生産工場だった迪高楽実業深セン有限公司(デコロ実業)。デコロ実業は深センに進出して12年以上の歴史を持つ有力企業で、03年までには工場の面積を18万6000平方メートルに拡大するなど、世界最大のソファー工場の1つに数えられるほどだった。

しかし関係者によると、金融危機の影響で欧米への輸出中心だった同社の取引が半分以下に激減。加えて大手取引先が倒産するなど、昨年10月頃から資金繰りが急激に悪化していた。同社の外国籍の幹部らは1月15日以降出社しておらず、イタリア籍の最高責任者は同16日電子メールで、中国をすでに離れたこと、会社の清算管理人2人を指定したことなどを明らかにしたという。

また、深セン家具業協会の責任者は「デコロ実業の倒産は輸出に頼りすぎたことが原因。深セン市の家具業界では国内販売にも力を入れており、同社と同様の状況ではない」とコメントした。

一方、同社を管轄する裁判所は同16日、同社の財産保全措置を取り、今後は法規に基づき清算処理を進めていく方針だとしている。なお、同社の倒産に伴い、政府関連部門では従業員2000人余りの給料の肩代わりなどのため、約2000万元(約2億6000万円)の緊急融資を実施した。(翻訳・編集/HA)

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