<英中会談>世界経済、回復の鍵は中国の内需―ブラウン英首相

Record China    2009年2月3日(火) 10時24分

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2月2日、英国を訪問した温家宝首相はブラウン英首相と会談、英中貿易拡大で合意したほか、保護主義に反対することで一致した。写真は08年1月、訪中したブラウン首相。

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2009年2月2日、英国を訪問した温家宝(ウェン・ジアバオ)首相はブラウン英首相と会談、英中貿易拡大で合意したほか、保護主義に反対することで一致した。英BBC放送中国語サイトが伝えた。

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ブラウン首相は今後18か月の対中輸出が世界経済復活の鍵を握っていると評し、特に中国政府が昨年末表明した4兆元(約52兆円)の内需拡大策が英国にとってチャンスになるとして環境保護技術を中心とした輸出拡大に期待を寄せた。そのうえで、2008年時点で50億ポンド(約6360億円)だった英国の対中輸出を2010年には100億ポンド(約1兆2800億円)に倍増させる目標を明らかにしている。

両国首相は貿易拡大のほか、保護主義に反対する姿勢でも意見が一致した。さきごろ米下院では公共工事における米国製鉄鋼製品使用を義務づける「バイアメリカン条項」が通過したが、保護主義であるとして強い批判を浴びている。

また首脳会談後に開かれた記者会見で、温家宝首相は「ある経済体が長期にわたり貿易と財政の双子の赤字を抱え、借金によって過剰な消費を支える体制を続けたことが金融危機の原因」と発言した。温首相は世界経済フォーラム年次大会(ダボス会議)でも同様の発言をしており、再び米国を強く批判した。(翻訳・編集/KT)

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