不思議な「国際結婚」、中国人夫婦で片方だけ帰化するケースが増加―日本

Record China    2009年1月24日(土) 12時21分

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23日、在日華人夫婦のうち片方だけが帰化するケースが増えていることがわかった。資料写真。

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2009年1月23日、中国新聞社によると、日本の華字紙・東方時報は在日華人夫婦のうち片方だけが帰化するケースが増えていると報じた。

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かつては家族がそろって帰化申請をしたほうが認可されやすいという事情があったが、近年帰化条件が緩和されたこともあり、家族のうち一部だけが帰化するケースが増えているという。日本滞在20年の会社役員・徐(シュー)さんもその1人。欧米諸国に出張することが多いが、中国籍ならばビザを取得する必要があるのが面倒だ。そのため日本に帰化することを決意したという。しかし中国の両親は一家そろって日本人になることを望まなかったうえ、息子も将来は中国で働きたいとの希望を持っていることから、徐さん1人だけでの国籍取得を決意した。徐さん自身も老後は中国で暮らしたいと考えているが、妻が中国籍ならば「中国人の配偶者」という身分で中国での滞在許可が取得できるのも都合がいい。

建築会社で働く林(リン)さんも自分一人で帰化の申請をしている。妻の日本語がまだつたなく、帰化が難しいのが理由だという。「中国人同士の家庭が『国際結婚』に変わっても、なにも困らない」というのが林さんの考え。それどころか、妻は「日本人の配偶者」という待遇にかわり、アルバイトなども制限なく行うことができる。

同紙は、外国に長期間在住している者にとって、国籍はもはやそれほど重要なものではないと指摘。在日中国人は日中両国に結びつきを感じており、夫婦の片方だけが帰化するというのはその感情を表現する一つの手段かもしれないと述べている。(翻訳・編集/KT)

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