2009年1月22日、中国石油最大手である中国石油化工集団公司（シノペック）の08年売上高が過去最高額の1兆5000億元となる見通しが明らかになった。22日付香港・経済通が同集団関係者の話として伝えた。

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ただし、石油精製、化学工業など複数の部門で赤字を計上することが確実。年中盤以降まで続いた原油高で生産コストが大幅にかさんだ上、政府がインフレ防止を理由に石油製品などの価格を統制下に置いているため、コストの増加分を価格に転嫁することができなかったことなどが要因となる。

関係者によると、同集団の傘下上場会社、中国石油化工股〓（にんべんに分）有限公司の08年の化学工業部門は30億元の赤字が見込まれ、同部門では02年以来初の赤字計上となる。

同集団の08年生産量は原油が4200万トン、天然ガスが81億立方メートル。原油加工量は2億トンだった。（翻訳・編集/KS）