中国人未成年者の失踪事件が多発、被害者50人超に―ミャンマー

Record China    2009年1月22日(木) 5時46分

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20日、昨年8月以降、ミャンマーとの国境地帯で中国人未成年者が失踪する事件が多発していることがわかった。被害者は50人以上に上るという。(資料写真メコン川沿いにあるミャンマーのカジノ全景)。

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2009年1月20日、四川在線によると、昨年8月以降、ミャンマーとの国境地帯で中国人未成年者が失踪する事件が多発している。

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昨年8月、山西省運城市塩湖区の当時16歳の少年が、家族に「同級生と一緒に雲南省に出稼ぎに行く」と言い残して家を出た。同年10月、同じ地区に住む別の少年(当時15歳)も「出稼ぎに行く」と言って家を出てから数日後、行方不明になった。その後も同様の失踪事件が相次いでおり、被害者は50人以上に上ると報じられている。

未成年者らは「仕事を紹介する」などと誘われ、連れ去られたものとみられている。警察当局の調べによると、一連の誘拐・失踪事件には共通点があり、脅迫電話が雲南省と国境を接するミャンマー最北のカチン州にある合法カジノから掛かってきているという。雲南省徳宏タイ族チンポー族自治州隴川県の警察関係者は、「カジノ産業の振興によって、誘拐、傷害、殺人などの犯罪に巻き込まれる中国人が増加した」と話している。

1994年、カチン人による反政府武装組織は、内戦状態にあったミャンマー政府と停戦協定を締結。2000年、地元組織はカジノ産業を合法化した。それに伴い、同産業は急速に成長したが、ここ近年、中国の警察当局が国境を跨いだ賭博行為に対して取り締まりを強化している影響で、一気に衰退し始めていると記事は報じている。(翻訳・編集/SN)

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