<就職難>新卒者100万人が未だ就職できず―中国

Record China    2009年1月22日(木) 13時2分

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21日、中国人力資源・社会保障部が09年の就職・再就職目標任務を発表。08年度の新卒者のうち100万人近くが未だ職についていないことが分かった。今年度の新卒者611万人と合わせて彼らの就職が懸念される。写真は浙江省舟山市で行われた就職説明会。

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2009年1月21日、「新京報」によると、中国人力資源・社会保障部の尹成基(イン・チョンジー)報道官は09年の就職・再就職目標任務について、「都市部の900万人を新たに就職させるほか、500万人の一時帰休者や失業者を再就職させ、さらに就職困難といわれる100万人を就職させ、登録失業率を4.6%にする」との見解を示した。とりわけ新卒者の就職難が予想され、失業者と出稼ぎ労働者とともに懸念のもととなっている。

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08年度の新卒者で就職できなかったのは100万人近くとされる。09年に大学など高等教育機関を卒業する学生は611万人になる見込みで、合計すると710万人前後となる。さらに、新たに増加した失業者や就職困難といわれる人々がいるが、「積極的な政策によって、できる限り早く彼らの就職を実現させたい」と尹報道官は語った。また、全国に2億2000万人いるとされる農村からの出稼ぎ労働者の就業も懸念される。

08年の目標は1000万人を新たに就職させるというものであったが、予想される就職難から09年は100万人少なく見積もられた。また、都市部の登録失業率については08年の目標が4.5%であったのに対し、09年は0.1%高い4.6%と設定されている。尹氏はこれに対し、「今年の登録失業率は金融危機が実体経済へ及ぼす影響を考慮してのこと。4.6%の目標は実現可能だ」と述べている。(翻訳・編集/小坂)

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