<命名権>鳥の巣とウォーターキューブ、「企業名は付けない」―中国

Record China    2009年1月19日(月) 16時12分

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16日、北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣」と競泳会場「ウォーターキューブ」の命名権の売却問題について、北京市国有資産経営有限公司の李愛慶董事長は「当面、企業名は付けない」と明言。写真は「鳥の巣」。

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2009年1月17日、北京市人大代表であり、北京市国有資産経営有限公司の李愛慶(リー・アイチン)董事長は16日取材に応じ、北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣」と競泳会場「ウォーターキューブ」の命名権(ネーミングライツ)の売却をめぐる問題について、「当面、企業名は付けない」と明言した。京華時報が伝えた。

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設計段階では、ドーム上部に開閉式屋根が設置される予定だった鳥の巣。コストダウンや安全性の確保などの理由で見直され断念したが、近ごろ、インターネット上では「屋根設置に伴う改修工事が行われる」という噂が飛び交っている。これについて、李董事長は「今後も鳥の巣に屋根を取り付ける意向はない」と同紙の取材に答えた。

また、鳥の巣やウォーターキューブなど五輪施設の命名権売却については、「世界的な大型スポーツ施設には、基本的に企業名が付けられている。命名権の売却によって、管理運営費が相当カバーされているが、両施設はオリンピックの聖地・北京の代名詞となっている」としたうえで、「商業的なカラーや運営手段を大部分において排除する」と述べ、国民感情に配慮し企業名は付けないとの意向を示した。

鳥の巣では、今年8月7〜9日の3日間、映画監督チャン・イーモウ(張芸謀)演出の名作オペラ「トゥーランドット」中国語版・外国語版の上演が決まっている。このほか、ジャッキー・チェンなどの国際級のスーパースターがチャリティーコンサートを開催する予定となっている。(翻訳・編集/SN)

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