外国人の密入国が急増、麻薬密輸も―広東省深セン市

Record China    2009年1月7日(水) 23時33分

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1月5日、広東省の深セン宝安国際空港で昨年1年間に不法出入国が発覚したのは69件で、129人が検挙されたことが分かった。前年比で件数は116%、検挙者数は303%という驚異的な増加を示した。写真は同空港。

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2009年1月5日、香港紙「大公報」によると、広東省の深セン宝安国際空港で08年の1年間に不法出入国で検挙されたのは69件、検挙者数は129人で、前年比でそれぞれ116%と303%という驚異的な増加を記録した。

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外国人による麻薬密輸犯罪は5件発生。7人が逮捕され、高純度のヘロイン6.6kgと覚せい剤17.7gが押収された。同空港の出入国審査所によると08年の密入国者には3つの特徴があり、1つは偽造された各種証明書で深セン入りを試みる中国人が大幅に増え、検挙者の約80%を占めること。2つめは中国での金儲けを目的に違法な手段で入国しようとする外国人が増えたことで、マレーシアやアフリカ諸国の17人が検挙されている。

3つめの特徴として低年齢化をあげており、10代や20代の若者が検挙者の約80%を占めた。このほかにも外国人の集団密入国も目立ち、外国人検挙者の約90%がグループや一家などで構成されていた。

こうした特徴について同紙は、東南アジア諸国などが昨年から不法滞在の外国人労働者に対する取り締まりを強化しているため、当局に捕まることを恐れた現地の中国人が偽造パスポートで大量に帰国しようとしたことや、一攫千金を夢見る外国人が中国を「金儲けの地」に選んでいることが原因だと分析している。(翻訳・編集/本郷)

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