<三通>中台が「郷愁」に涙することは2度とない―仏華字紙

Record China    2008年12月20日(土) 9時55分

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16日、フランスの華字紙は「三通」(中台間の直接の通郵、通商、通航)に関する論説で、「中台間の人々が『郷愁』に涙することは2度とないだろう」と報じた。写真は15日にアモイ港で行われた海運貨物直行便の就航式。

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2008年12月16日、フランスの華字紙「欧州時報」は、15日に実現した「三通」(中台間の直接の通郵、通商、通航)に関する論説で、「中台間の人々が『郷愁』に涙することは2度とないだろう」と報じた。台海網が伝えた。

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論説は、70年代に台湾の詩人、余光中(ユー・グワンジョン)氏が書いた「郷愁」という詩の一文「浅い海峡を挟んで抱く郷愁の念、私はこちら、本土はあちら」を引用し、中台の人々がこのような「郷愁」で涙することは2度とないだろう、と論じた。

中国と台湾の「三通」断絶は、中華人民共和国が成立した49年から長年の懸案だった。79年には本土側が全国人民代表大会常務委員会の名義で台湾側に「三通」の開通を提案、87年に台湾が戒厳令を解除すると、本土への親族訪問が許されるようになった。00年には台湾・金門島アモイを結ぶ客船が就航し、「三通」開通の実現に向けた布石が徐々に敷かれていった。

「三通」の開通で、「大中華経済圏」の形成がさらに加速することは間違いない。論説は、海外資本の企業には早くから「中華エリア総裁」などの役職があったように、海外では本土、台湾、香港は1つの「中華エリア」の枠として捉えられてきたと指摘。今後は中台間の経済交流がさらに活発になることが期待される、と締めくくった。(翻訳・編集/NN)

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