<中仏関係>「他国に損害与える価値観ないと信じる」=サルコジ・ダライ会見受け―中国外交部

Record China    2008年12月17日(水) 14時25分

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16日、中国外交部の劉建超報道官は、「フランスの価値観は、他国の利益に損害を与える前提に成り立っているものではないと信じている」と発言した。写真は08年10月、北京で開催された第7回ASEM首脳会合でのサルコジ仏大統領。

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2008年12月16日、中国外交部の劉建超(リウ・ジエンチャオ)報道官は定例記者会見で「フランスの価値観は、他国の利益に損害を与える前提に成り立っているものではないと信じている」と発言した。中国新聞社の報道。

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今月6日、ポーランド北部のグダニスクで、フランスのサルコジ大統領がチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と会談した。これについてサルコジ大統領は「欧州の多くの国家首脳がこれまでにダライ氏と会見している(編集部注:メルケル独首相、ブラウン英首相らが昨年から今春にかけて会見を実現している)。このほどの会見がもたらした局面については、ダライ氏の責任ではない。また、フランスは改めて中国側との対話を進めたいと望んでいる」とし、一方で「欧州的価値観の否定を代償とはしたくない」と発言した。

この発言を受け、劉報道官は「他国の価値観に干渉する意図はない。しかしながら、“価値観”を盾にして、他国とその国民の根本的利益を損害することは受け入れがたい」とし、「フランスの価値観においては、他国の利益に損害を与える前提に成り立っているものではないと信じている」と続けた。

来年、中仏両国は国交樹立45周年を迎える。劉報道官は「現在の中仏関係に横たわる問題の解決をフランスが重視し、記念すべき45周年を祝うことができるよう望んでいる」と語った。(翻訳・編集/愛玉)

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