尖閣諸島の調査は「内政問題」―中国外交部

Record China    2008年12月10日(水) 13時17分

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9日、中国外交部報道官は、中国の海洋調査船が尖閣諸島近海を航行した件について「尖閣諸島近海に対する調査は内政の一環だ」と発言した。

2008年12月10日付「新京報」によると、中国外交部の劉建超(リウ・ジエンチャオ)報道官は9日、中国の海洋調査船が尖閣諸島(中国名:釣魚島)近海を航行した件について「航行をいつ行うかという問題は、尖閣諸島近海が中国の領海である以上、内政問題だ」と発言した。

8日、中国の調査船2隻が尖閣諸島近海を調査のため航行した。これに対し、日本の麻生太郎首相が「遺憾」を表明したが、劉報道官は定例記者会見の席上で「尖閣諸島は中国固有の領土。他国に干渉される理由はない」と述べた。また、「今後、調査を行う予定はあるか」との記者の質問に、「領海内で調査を行うか否か、それがいつかというのは中国の内政問題だ」と語った。さらに同氏は、今月13日に福岡で行われる日中韓首脳会談に「この件が影響することはない」としている。

また、中国海監総隊の孫書賢(スン・シューシエン)副総隊長が取材に答えたところによると、「国際法上、領海を定めるには2つの慣例に基づく。1つは有効な管理を行っているかということ、もう1つは歴史的な経緯だ」と語る。そして、「尖閣諸島に関しては、中国がいずれの条件をもクリアしている」と語った。(翻訳・編集/小坂)

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