全校児童は1人!たった2人の教師と学ぶ山村の小学校―吉林省吉林市

Record China    2008年12月11日(木) 15時18分

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9日、吉林省吉林市の山の中にある「野猪溝小学校」は、教師2人に児童1人という小さな小学校だ。それでも毎週欠かさず国旗を掲げる姿が、地元紙によって伝えられた。写真は05年当時の野猪溝小学校。児童6人が在籍していた。

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2008年12月9日、吉林省吉林市の山中にある「野猪溝小学校」は、教師2人に児童1人という小さな小学校だ。それでも毎週欠かさず国旗を掲げる姿に感動した地元紙「新文化報」が、その様子をレポートした。

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この野猪溝小学校は、創立9年目の山の中の小学校。最も近い村でも20kmは離れている。多い時には22人もいた児童は、今では12歳の関立強(グワン・リーチアン)君ただ1人。行政側は関君を村の小学校に転校させ、野猪溝小学校を廃校にする考えを示したが、関君を教える遇艶龍(ユー・イエンロン)先生(50歳)は身体の弱い関君を気遣い、これに強く反対した。

校庭には木製のポールが1本。ここで毎週月曜日の朝、国旗掲揚式が雨風問わず1度も欠かさず行われているという。9年間で31人を教えてきた遇先生によると、卒業後の進路はほとんどが中学進学で、中には難関中学に合格する児童もいるという。「彼らが大学に合格して、自らの運命を変えてくれるのが私の夢です」と遇先生は語った。(翻訳・編集/NN)

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