中国版ピサの斜塔、傾斜進行速度は本家の10倍!―河南省許昌市

Record China    2008年11月30日(日) 0時53分

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25日、「中国版ピサの斜塔」と称される「文峰塔」の傾斜進行速度は、本家イタリアのピサの斜塔の10倍に達していることが分かった。

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2008年11月25日、河南新聞の報道によると、「中国版ピサの斜塔」と称される、河南省許昌市にある「文峰塔」の傾斜進行速度は、本家イタリアのピサの斜塔の10倍に達していることが分かった。

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許昌市博物館の庭園内にある「文峰塔」は、明代(1368〜1644年)の末期、1614年に建造された高さ52m、13層におよぶ八角形の塔で、2006年には国家級の保護文化物にも指定されている。

1990年、専門家によって計測が行われ、塔が東北方向に約90cm、1.10度傾いていることが発見された。2004年に再度計測を行った際には、傾斜は104cm、1.18度に達しており、傾斜が毎年平均1cmの速度で進んでいたことが判明。専門家によると、イタリアのピサの斜塔の傾斜は年間1mmしか進んでおらず、「文峰塔」の傾斜進行速度はその10倍に達しているという。

傾斜が進んだ原因には、「塔の重さによる自然現象」以外に、主原因として「近隣の開発による地下水の流れの変化などが地盤に影響を及ぼした」「貨物用鉄道の振動による影響」などが挙げられている。

河南省と許昌市では、塔の傾斜が急速に進んでいることを重視し、修復作業に取り掛かるためのデータ収集など、準備作業を開始したという。(翻訳・編集/HA)

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