<日中関係>未来は「敵対」、それとも「友好」?―米報告

Record China    2008年11月24日(月) 5時59分

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20日、米国家情報会議(NIC)は20年後の世界情勢を予測した報告書を発表。同報告は今後の日中関係の推移に4つの可能性があると指摘している。写真は11月12日、東京で開催された日中友好年閉会式。

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2008年11月20日、米国家情報会議(NIC)は20年後の世界情勢を予測した報告書を発表した。同報告書は今後の日中関係の推移に4つの可能性があると指摘している。22日、環球時報が伝えた。

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第一のシナリオは現状維持。中国市場の重要性が高まる中、日中は友好関係を継続する。ただし安全保障問題では中国の軍事力増強を不安視した日本が米国及び韓国などアジアの同盟国と連携し、多国間の安全保障体制を構築する。

第二のシナリオは対抗激化。日本は東アジアの民主主義諸国と連携、米国の後ろ盾を得つつ軍事力を強化して中国の孤立化を狙う。この場合、アジア諸国は中国陣営にくみするか、日本陣営にくみするかの選択を迫られることになる。

第三のシナリオは日中接近。米国と距離を置く一方で安全保障も含めた協力体制が構築される。第四のシナリオは米中接近と日本の追随。米国が中国の台頭を容認し、アジア地域からの軍撤退を進めるなか、日本をはじめアジア諸国も中国と接近するというもの。

3年前に発表された前回報告書は日本が中国との対抗と接近という二つの選択肢双方に可能性があると指摘していたが、今回は対抗を選択する可能性は低くなったと予測している。同報告書は中国の台頭を受け入れつつ米中間の架け橋という立ち位置を模索する柔軟な外交姿勢こそが、日本に残された道だと示唆している。(翻訳・編集/KT)

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