Record China 2008年11月21日(金) 19時26分
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11月19日、吉林省長春市を走るタクシーが話題になっている。運転手がタクシー内部を大改装。車内に液晶テレビと音響装置を完備し、乗客にカラオケをサービスしている。
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2008年11月19日、吉林省長春市を走る「カラオケタクシー」が話題になっているという。外見は普通のタクシーだが、車内には小型液晶テレビ3台に大小のスピーカー16台、重低音専用スピーカーや照明装置を搭載。渋滞に巻き込まれてもカラオケで楽しく過ごせると評判になっている。吉林省長春市「新文化報」の報道。
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タクシーの所有者で運転手の范暁明(ファン・シアオミン)さんは、個人タクシーを始めて9年。子供の頃から歌うことが大好きだったが、毎日長時間タクシーを運転するためカラオケに行く暇がないのが悩みの種だったという。今年9月、彼は突然「だったらタクシーの中で歌えばいいんだ!」と思いついた。そこで知り合いの長春人民広播電台(ラジオ局)の音楽番組のアナウンサー・天雷(ティエン・レイ)氏に相談。彼の紹介で市内のカラオケボックスがスポンサーになり、車内に取り付ける機材購入費約6000元(約8万4000円)を提供してくれた。
10月の国慶節(中国の建国記念日に相当)休暇終了後、満を持してカラオケタクシーがデビュー。天雷氏が自身のラジオ番組で「カラオケタクシーを目撃して番組に電話をくれた人にはプレゼントを差し上げます」と発言したため、あっという間に有名になったという。あまりの人気ぶりに范さんは、「運転中は歌なんて歌えない。みんなが見ているから以前より慎重に運転してるよ」と打ち明け、「今は仲間と昼休みに1曲歌うのがストレス解消」とのこと。(翻訳・編集/本郷)
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