<中華経済>商務部、インベブのAB社買収を条件付きで承認―中国

Record China    2008年11月19日(水) 17時16分

拡大

18日、中国商務部はベルギーのビール大手、インベブによる米同業のアンハイザー・ブッシュ(AB)の買収を条件付きで承認したと発表した。写真は08年10月、広東省珠海市の第6回ドイツビール祭り。

(1 / 3 枚)

2008年11月19日、19日付毎日経済新聞によると、中国商務部は18日、ベルギーのビール大手、インベブによる米同業のアンハイザー・ブッシュ(AB)の買収を条件付きで承認したと発表した。中国が「独占禁止法」に基づき審査した初のM&A案件となる。

その他の写真

両社は08年7月、インベブが1株70米ドルでABの全発行株式を買収することで合意。両社は中国事業をともに展開しており、インベブは中国の高級ビール市場で最大のシェアを持つABのバドワイザーブランドを手中に収めることになった。

ただ両社の07年の中国での売上高はインベブが57億6400万元、ABが44億9000万元と、買収後の企業規模が国務院が定める基準に達したことから、中国が08年8月に施行した「独占禁止法」第21条の「企業集中(M&A)の申告制度」に該当した。

商務部は9月にインベブから申告を受け、同案件を審査。インベブのAB買収が中国のビール市場の競争原理を排除または制限することはないと判断した。

ただ市場への影響を考慮して承認に条件を付加。AB社の青島ビールへの出資比率とインベブの珠江ビールへの出資比率をそれぞれ現行の27%、28.56%に維持するとともに、華潤雪花ビールと北京燕京ビールへの出資を禁止した。またインベブの筆頭株主に持ち株比率の変更があったり、筆頭株主に変更があった場合は商務部に報告することを義務付けた。(翻訳・編集/HI)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携