<中華経済>10月=PPI上昇率は6.6%に減速―中国

Record China    2008年11月11日(火) 4時39分

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10日、中国国家統計局は08年10月の卸売物価指数(PPI)が前年同月比6.6%上昇したと発表した。上昇率は前月の9.1%を大幅に下回った。写真は南京の鋼鉄市場。

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2008年11月10日、中国国家統計局は10日、08年10月の卸売物価指数(PPI)が前年同月比6.6%上昇したと発表した。上昇率は前月の9.1%を大幅に下回った。

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上昇率を品目別にみると、石油製品はガソリンが31.7%、ディーゼル油が19.5%、灯油が36.3%。鋼材は大型鋼板が22.3%、中型鋼板が21.3%、小型鋼板が18%など。石炭は40.6%だった。

非鉄金属価格は下落。アルミが7.5%、銅が16.9%、鉛が22.7%、亜鉛が39.7%それぞれ値下がりした。化学工業製品も下落する品目が目立った。

中国のPPIは08年以降、原燃料高を背景に上昇を続け、8月の上昇率は10.1%と12年ぶりの高水準を記録。企業のコスト増大圧力が増した。ただ9月以降は2カ月連続で伸びが減速したことになる。

10日付東方早報はアナリストの見方として「PPIの下落は企業のコスト減につながるものの、必ずしも企業の業績改善をもたらすとは限らない」と報道。中国物流購買連合会が1日発表した10月の購買担当者指数(PMI)が44.6と、9月の51.2から大幅低下し、景気判断の分かれ目となる50の水準を下回ったことからみても、内需縮小による企業の生産ピッチ減速が顕在化しているためだ。(翻訳・編集/HI)

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