2008年11月8日、中国公安部全国民身分証番号照合サービスセンター（National Citizen Identity Information Center）は7日、正式に国民に向けての身分証番号照合オンラインサービスを開始。料金は照合1回につき5元（約75円）。ネット銀行か支付宝（アリペイ：アリババ集団のインターネット決済サービス）で支払う。「広州日報」の報道。

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同紙記者が7日、実際にサービスを利用。同センターの公式サイト（www．nciic．com．cn）上から、「身分情報調査」か「同姓同名調査」を選んでクリック。いずれも身分証番号と姓名を入力して、これが一致すると身分証に貼り付けた顔写真が画面上に表示される仕組み。身分証番号と姓名が一致しなければ、画面上に「不一致」の表示がなされ、番号と姓名が一致した後に表示された写真が本人と異なる場合には、身分証になんらかの問題が生じていることに。

この照合サービスは、ネットオークションやネット交友、ネット求人などで本人照会に使用される。多くのネットユーザーは顔写真などの個人情報の流出を恐れているが、「人肉捜索（ネットを使って個人情報を獲得）」の愛好者らは「便利なツールが増えた」と喜んでいる。ちなみにレコードチャイナが8日午後11時に検証したところ、中国公安部の同サービスは8日付けで「システム改善のため一時休止」となっていた。（翻訳・編集/本郷）