陳会長の台湾訪問は歴史的事件、経済重視路線が両岸市民の利益もたらす―米華字紙

Record China    2008年11月8日(土) 13時16分

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6日、米華字紙・僑報は文揚氏のコラムを掲載した。同氏は海峡両岸関係協会・陳雲林会長の台湾訪問を歴史的事件として高く評価している。写真は6日、台北市での馬英九総統(右)と陳会長の会談。

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2008年11月6日、米華字紙・僑報はニュージーランド華字紙・中文先駆報主筆の文揚(ウェン・ヤン)氏のコラムを掲載した。中国新聞社が伝えた。

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11月3日、中国の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会の陳雲林(チェン・ユンリン)会長は台湾を訪問、長年の懸案であった「三通(通信、通商、通航)」の拡大で合意した。共産党高官の台湾訪問と「三通」の合意はまさしく歴史的事件だと文揚氏は指摘する。

しかし後世の歴史家がこの事件を研究すると、60年近く続いた対立にまったく触れられていないことに驚くかもしれない。前政権党の民進党は経済問題、民生問題、民族問題と政治問題を一体化した「汎政治化」路線を推し進め、中台の対立を激化させた。その方針は野党となった今も変わらない。一方、一度野党へと転落した国民党は中国との対話を政治化させることを避ける経済重視路線へと切り替えたと、文揚氏は分析している。

そのため今回の陳会長訪台では、政治問題が対話のテーブルに上ることはなかった。しかし同路線の成果については疑う余地がない。「三通」の拡大という経済重視路線の果実は、両岸の経済協力を深め中台市民双方に大きな利益をもたらすと文揚氏は評価している。(翻訳・編集/KT)

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