英外相が「チベットは中国の一部」と明言―米紙

Record China    2008年11月5日(水) 11時26分

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2008年11月1日、米紙ウォールストリートジャーナルは、英ミリバンド外相が英国がチベットを中華人民共和国の一部として認める発言をしたと報じた。写真はチベット・ブラマプトラ川のほとり。

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2008年11月1日、米紙ウォールストリートジャーナルは、英ミリバンド外相が英国がチベットを中華人民共和国の一部として認める発言をしたことを報じた。11月3日、環球時報が伝えた。

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ミリバンド外相は、公式にはチベットを中国の一部として認めてこなかった過去の英国外交は誤りだったと明言、今でははっきりと中国の領有権を認めていると発表した。ウォールストリートジャーナルは外相の発言はきわめて象徴的な意味を持つと指摘、現在北京で行われているダライ・ラマ14世の代理人と中国政府の会談にも大きな影響をもたらすと分析した。ミリバンド外相の発言にチベット亡命政府は反発、「1950年以前に英政府はチベットとの協議において、その独立を認めている」と反論している。

現在、中国とダライ・ラマ14世との間では交渉が行われているが、実質的な進展は見られない。それというのも中国がチベットの独立及び武装闘争の放棄を交渉の前提としていることがネックとなっているためだ。ミリバンド外相の発言は中国の領有権を前提とした上で、ダライ・ラマ14世の求める「高度な自治」などの要求について中国側が積極的な回答を出すことを促すものと見られている。(翻訳・編集/KT)

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