<中華経済>CPI上昇ピッチは減速へ、09年上昇率は2%以下との見方も―中国

Record China    2008年11月4日(火) 17時25分

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4日付第一財経日報によると、08年10月の中国の消費者物価指数について、投資銀行や証券会社は対前年同月上昇率を4.0−4.4%と予想した。9月のCPIは前年同月比4.6%上昇した。予想が的中すれば上昇率は6カ月連続で低下することになる。

2008年11月4日、4日付第一財経日報によると、08年10月の中国のCPI(消費者物価指数)について、投資銀行や証券会社は対前年同月上昇率を4.0−4.4%と予想した。9月のCPIは前年同月比4.6%上昇した。予想が的中すれば上昇率は6カ月連続で低下することになる。

商務部によれば、10月の食品価格指数は前月と比べて0.6%下落した。うち豚肉と鶏卵の値下がり幅はともに2%に達した。

CPIの構成比率が高い食品価格の下落を根拠に、投資銀行の中国国際金融有限公司(CICC)は10月のCPI上昇率を4.0−4.3%の間と予想。食品価格の下落については、供給過剰のほかに、メラミン問題など食の安全に対する消費者の不信感からくる買い控えも影響すると分析。当面は食品価格の上昇を抑える要素となり得ると指摘した。

興業銀行は、食品以外の価格も前年同月比1.8−1.9%下落するとし、10月のCPI上昇率を4.2−4.4%と予想。申万証券も4.2%とほぼ同様の数値を示した上で、国内の景気減速を背景とした需要減退、通貨供給量の減少などを考慮すれば、上昇率は年内に3.3%、09年には2%以下に低下すると予想した。(翻訳・編集/HI)

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