エッフェル塔を競売に?少女が「中国の国宝売却」に抗議―四川省

Record China    2008年11月5日(水) 12時15分

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30日、四川省成都市の少女が、大手ポータルサイトの掲示板で、フランス・パリのエッフェル塔を競売に掛けると宣言し、話題を呼んでいる。英仏連合軍が100年以上前に北京の円明園から略奪した国宝が、競売に掛けられることへの仕返しだという。

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2008年10月30日、四川省成都市の少女が、大手ポータルサイト「網易」の掲示板で、フランス・パリのエッフェル塔を競売に掛けると宣言し、話題を呼んでいる。英仏連合軍が100年以上前に北京の円明園から略奪した国宝が、競売に掛けられることへの仕返しだという。

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この暴挙に打って出たのは、成都市在住の「zhangweike」と名乗る少女。パリでは来年2月、英仏連合軍が1860年に北京の円明園から奪ったブロンズのねずみとウサギの頭部像が競売に掛けられるが、中国政府はこれを「略奪品」だとして中止するよう抗議している。これに怒り心頭の少女は、「フランス人にも同じ屈辱を味わわせ、無条件で返すよう要求するため」エッフェル塔を競売に掛けることを思いついた。掲示板にはわずか2日間で1000件を超える書き込みがあったが、そのほとんどは賛成意見だという。だが、「無視されるのがオチ」「英語で訴えても、フランス人には通じない」などの否定的な意見も存在する。

問題の2品は03年〜04年、海外流出した文化財を回収する活動をする中国の団体が所有者に買い取りを提示したが、高額で断念せざるを得なかった経緯があるという。所有者は、亡くなったフランスの有名デザイナー、イブ・サンローラン氏だった。(翻訳・編集/NN)

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