<金融危機>マンション購入から10日で220万円の下落、購入者が敗訴―北京市

Record China    2008年10月26日(日) 9時26分

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24日、マンション購入わずか10日で販売価格が約15万元も急落したとして、マンションの販売業者を相手に差額返金訴訟を起こした女性が敗訴。市民の同情が集まっている。写真は同マンション。

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2008年10月24日、マンション購入後わずか10日でその販売価格が14万7000元(約220万円)も下落したとしてマンションの販売業者に賠償を求めた裁判で、北京市朝陽区法院(裁判所)は原告の訴えを退けた。北京市の「法制晩報」が伝えた。

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北京市初の不動産販売価格下落が原因の訴訟は、各メディアも注目。市民の関心も高く、法廷にはこの日30人近い傍聴者が裁判の行方を見守った。傍聴者の多くは原告のマンション購入者の女性、徐さんに同情的で、「こんなに販売価格が下がったら、誰だって耐えられないだろう」とささやきあっていた。

本案の審理中、徐さんは証拠として彼女と彼女の夫、マンション販売担当者の女性との会話を録音したテープを証拠として提出。販売担当者は「こちらの物件は将来価格が下がるようなことはないですから」と発言していたが、同裁判所は「将来の予測を述べただけのもの。契約の具体的条件でもなく、契約書のなかに明記もされていない」として、徐さんの訴えを退けた。

今年5月10日、徐さんは北京方恒置業股[イ分]公司から北京東恒時代家園第3期分譲マンションを購入。だが5月19日には、徐さんが購入したマンションとまったく同一タイプの価格が14万7000元(約220万円)も下がっていたため、差額分の調整とローン返済調整を同社に求めていた。(翻訳・編集/本郷)

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