2008年10月24日、23日付経済通によると、石炭業界団体の中国石炭工業協会はこのほど、石炭の需給関係について、第4四半期（10−12月）は需要の伸びが供給を下回るとの見方を示した。石炭を原料とする工業製品の生産増加ピッチが一段と鈍化、もしくは後退すると予想されるためで、石炭需要の伸びも減速、後退する可能性すらある。

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中国の08年1−9月の原炭生産量は前年同期比14．2％増の9億1000万トンだった。ただ9月以降は国内の景気悪化を背景とした需要の落ち込みで売り上げが伸び悩み、一部の企業は港での石炭在庫が大幅に増加した。秦皇島港では石炭在庫が常に830万トンある状態という。

全国の石炭在庫は9月末現在で1億6000万トンと、前月と比べて10％増えた。うち採掘業者が前月比8．5％増の3200万トン、火力発電所が23．4％増の3450万トンとなっている。（翻訳・編集/HI）