映画界に衝撃、「中国の黒沢明」謝晋監督が死去―中国

Record China    2008年10月18日(土) 22時2分

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18日、「中国映画界の黒沢明」こと映画界の巨匠として国内外で有名な謝晋監督が、浙江省上虞市のホテルで死去した。享年84歳。写真は謝監督。

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2008年10月18日、「中国映画界の黒沢明」こと映画界の巨匠として海外でも有名な謝晋(シャ・シン)監督が、浙江省上虞市のホテルで死去した。84歳だった。新華網が伝えた。

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謝監督は前日の17日、出身中学の創立100周年記念式に出席するため現地入り。市内のホテルに宿泊中、室内で死亡しているのを従業員が発見した。死因は明らかになっていないが、心臓病を患っていたとされている。

謝監督は1923年生まれ。1948年に南京国立戯劇専科学校の監督科を卒業後、監督業をスタート。1957年の映画「女籃五号」で人気監督として知名度を上げ、文化大革命下の社会の葛藤を描いた「芙蓉鎮」(1984)、日本人残留孤児を主人公にした「乳泉村の子」(1992)、歴史大作「阿片戦争」(1997)などのヒット作で日本でも多くのファンを獲得した。

その作品からは、チアン・ウェン(姜文)、リュウ・シャオチン(劉暁慶)、プー・ツンシン(濮存[日斤])、パン・ホン(潘虹)ら中国映画界を担うスターが続々誕生。さらに1994年には俳優養成学校「恒通明星学校」を設立し、後進の育成にも力をつくした。

今年8月には、長男で同じく映画監督の謝衍(シエ・イエン)氏が、肝臓がんのため59歳で亡くなったばかり。わずか2か月足らずの相次ぐ不幸に、中国映画界には大きな衝撃がはしっている。(翻訳・編集/Mathilda

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