2008年10月13日、カナダの華人向け「世界日報」の転電として中国新聞網が伝えたところによると、第2回海鴎起業フォーラムが11日、トロント市内で開催された。「海鴎」とは中国と外国を行き来するビジネスマンのこと。特に席上では国際的に活躍する企業家の王輝耀（ワン・フイヤオ）氏が講演し、150数名の華人・華僑が耳を傾けた。

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王氏はハーバード大学で行われた学術交流会に参加し、予定を変更してカナダでのフォーラムに参加した。同氏は欧米留学経験者からなる中国欧米同学会の副会長や欧米における中国系商工業者を支援する商会の会長、欧亜国際コンサルティング社の理事長も務める。海外からの帰国者である「海帰派」の専門家で、著書は20を超える。

王氏によると140万人の中国人が現在留学を経験しており、2007年のデータによると15万人が毎年海外に出ているという。08年には20万人が出国し、40万人が中国に戻っている。また、10万人は中国に拠点を固定するのではなく海外との行き来を繰り返す「海鴎」と呼ばれる存在だ。

「海鴎が今後、中国の改革開放を推し進めるだろう」と王氏。現在、中国人留学生は世界中におり、歴史的に見て海外にこれほどの中国人が出たことはなく、国際化を推し進める好機だという。国際的な知識や人脈を持つ海鴎により、「中国の現代化がさらに進展することを期待する」と語った。（翻訳・編集/小坂）