<人民元>相場が上昇、「富と権力の象徴」に―北朝鮮

Record China    2008年10月7日(火) 17時35分

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4日、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)内で中国人民元の取引が正式に認められたが、これに伴い北朝鮮の通貨ウォンの価値が下がりつづけている。同国内の情報筋が韓国の北朝鮮民主化ネットワークの関係者に語った。写真は北朝鮮。

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2008年10月4日、9月29日朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)国内の情報筋が韓国の北朝鮮民主化ネットワークの関係者に語った情報によると、北朝鮮内で中国人民元の取引が正式に認められたが、これに伴い北朝鮮ウォンの価値が下がりつづけているという。

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情報筋によると「北朝鮮国内市場では人民元で買えないものはなく、北朝鮮ウォンに換金する必要もない」という。さらに、北朝鮮国内の商人は人民元を歓迎しており、5元で米1kgが購入できるほどだという。

昨年秋頃から人民元の取引が活発に行われるようになったが、国境近くで主に住宅や家具、家電の取引に用いられるだけであり、使用できるのも100元紙幣や50元紙幣に限られていた。しかし、今年上半期には食料の高騰により、生活物資の取引にも人民元が用いられるようになった。

兌換率はおおむね1元に対し、440ウォン前後。北朝鮮国民の中でもウォン離れが起きているだけではなく、元は富と権力の象徴とも見られているという。さらに人民元の流通により密輸なども盛んに行われている。また情報筋によると、「国家が正常に物資の配給ができない状況が続くと人民元以外の取引は不可能になる可能性もある」と語る。(翻訳・編集/小坂)

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