台風で浸水、ワニ200匹が脱走―広東省珠海市

Record China    2008年9月27日(土) 12時22分

拡大

26日、台風14号「ハグピート」が広東省に上陸した影響で、珠海市の観光施設で飼われていたワニ200匹余りが脱走したことがわかった。14匹が捕獲されたものの、残りのワニは未だ見つかっていない。写真は24日の同省広州市。

(1 / 12 枚)

2008年9月26日、香港紙・星島日報は、台風14号「ハグピート」が広東省に上陸した影響で、珠海市の観光施設「ワニ島」では水位上昇・浸水に伴い200匹以上のワニが柵を越えて脱走したと伝えた。関係者が14匹を捕獲したものの、残りのワニは未だ見つかっていない。中国新聞社(電子版)が伝えた。

その他の写真

珠海市斗門区に位置するワニ島は創立20年を超えるワニのテーマパーク。ワニ島の中には298匹のワニがいたが、今回の台風で一夜にしてヨウスコウアリゲーター200匹余りとイリエワニ5匹が脱走した。同テーマパークでワニが脱走したのはこれが初めて。現在、現地警察がワニ島の周辺に警戒線を張り、170人体制で捕獲作業にあたっている。特にイリエワニは攻撃性が強く、人を襲うこともあるので注意が呼びかけられている。

ある動物専門家によると、ワニの中には泳ぐ能力が非常に高いものもあり、香港の西南地区一帯が珠江湾に面しているため、香港水域までたどり着く可能性があるという。しかし、海洋生物を専門に研究している洪家耀(ホン・ジャーヤオ)氏によれば、ワニは一般的に浅瀬で生活しているため、息を長く止めていられるといっても、海まで出て潮流に乗り、香港まで辿り着く可能性は低いのではないかと見ている。(翻訳・編集/中原)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携