高血圧患者「2億人」、自覚は3割どまり―中国

Record China    2008年9月10日(水) 13時26分

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9日、10月8日は中国の全国高血圧デー。08年のテーマは「家庭での血圧測定」だという。中国の高血圧患者は2億人いる。写真は07年の全国高血圧デー。青島市では塩分摂取防止のため塩用スプーンが配布された。

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2008年9月9日、中国衛生部ウェブサイトは、毎年10月8日は全国高血圧デーと定められているが、2008年のテーマは「家庭での血圧測定」だと発表した。中国新聞網が伝えた。

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現在、中国に高血圧患者は2億人いるが、高血圧症の自覚率はわずか30%、治療率は25%で、血圧コントロール実施率は6%にとどまっている。この高血圧症の「3率」が依然低い原因は、症状を自覚している患者でさえも感覚に頼って、処方どおりに降圧薬を服用しないからだという。また、大多数の人は血圧を測定したことすらなく、病院に行って初めて高血圧症だということがわかったり、脳溢血になって初めて高血圧症だったということがわかるケースも多いという。

中国医師協会が05年に北京と上海の高血圧患者3812例を対象に行った調査では、毎日自分で血圧を測定している人の割合は6.8%でしかないことがわかった。血圧を日常的に測定することで重度の高血圧症を未然に防ぐことができるとして、08年の高血圧デーを機に、家庭での血圧測定を広く呼びかけるという。(翻訳・編集/岡田)

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