<早分かり>ニュービジネス「ニセモノハンター」を生んだ男―中国

Record China    2008年9月10日(水) 10時24分

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8日、日本企業を詐称した化粧品ブランド・丸美は虚偽の宣伝を行っていたとして謝罪した。同社のウソを見抜いたのは「ニセモノ退治の英雄」王海氏だった。写真は今年の国際消費者デーを前に広西チワン族自治区で講演する王氏。

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2008年9月8日、広州佳禾化粧品製造有限公司は同社が保有する化粧品ブランド・丸美は日本企業と詐称する虚偽の宣伝を行っていたとして謝罪した。同社のウソを見抜き告発したのが「ニセモノ退治の英雄」として知られる王海(ワン・ハイ)氏だった。

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中国では消費者保護のためニセモノ商品を販売した企業に販売金額の数倍もの賠償金の支払いを定めている。これを逆手に取りビジネスとしたのが王氏だった。わざとニセモノ商品を買った後、販売企業に賠償金を請求するというスタイルで大もうけ。「王海現象」と呼ばれるブームを巻き起こし、多くの人々がニセモノハンターの職に身を投じた。

プロのニセモノハンターは果たして消費者なのか?消費者保護の法律で守られるべきなのか?などと多くの議論の呼んだが、庶民にとっては王氏は悪徳企業をやりこめる英雄だった。現在、王氏は大海商務顧問有限公司を起業し、消費者保護コンサルティング業を展開している。(翻訳・編集/KT)

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