「地獄の入り口」観光地化への投資に批判殺到―重慶市

Record China    2008年8月31日(日) 11時30分

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28日、中国内陸部の重慶市で、7億元(約105億円)を投じて有名な観光地「鬼城」を巨大なテーマパークにリニューアルする計画が立てられ、地元住民などから「無駄遣い」との批判を受けている。写真は「鬼城」。

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2008年8月28日、中国内陸部の重慶市で、7億元(約105億円)を投じて有名な観光地「鬼城」を巨大なテーマパークにリニューアルする計画が立てられ、現地住民を始め多くのネットユーザーから「無駄遣い」との批判を受けている。新華社通信(電子版)が伝えた。

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重慶市豊県にある「鬼城」にはエンマ大王が祀られており、地獄への入り口として知られている。文化部の劉中軍(リウ・ジョンジュン)副司長は、「観光名所として、全国から人がどんどん訪れるようになる」とこの計画を支持しているが、地元民は大反対。観光客が集まらなかったら、巨額の投資が無駄になる。それならその分を福祉や教育など生活に直結する事業に充てた方が良いというのだ。

全国のネットユーザーもこの問題について議論を交わしている。豊県には、まだ食事も満足に出来ないような貧しい市民が大勢いる。「まずは市民の生活を安定させるのが先」「投資回収に失敗したらどうするのか」等批判的な意見が相次いでいる。果たしてこの計画、本当にこのまま進むのだろうか?(翻訳・編集/NN)

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