<コラム>今の日本の政治家は、「悪いこともしないが、良い事もしない」

LampangZ    2017年12月18日(月) 9時40分

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田中角栄氏の生誕100周年になる2018年、日本と中国でイベントを実施する。今の可視化や透明化は、信念のある政治家には生き辛い環境だ。写真田中京氏、筆者提供。

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2018年は、日本を発展させた無類の大物政治家・田中角栄氏の生誕100周年になる。角栄氏の長男・田中京氏は、生誕100年を記念して、日本と中国でイベントを実施したいと考えている。また最近の中国との関係について「日本の若い経営者や政治家はWEB上の情報だけではなく、中国に直接出かけて情報を収集するようにすべきだ」と提言する。

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数年前、新年会で元大蔵官僚のご意見番、藤井裕久氏は「最近の政治家は、悪いこともしないけど、良いこともしない。昔の政治家は、悪いこともしたが、良いこともたくさんした」と、少しほろ酔い気分で本音を吐露したことがある。

田中京氏から、なぜ田中角栄氏は日中国交を回復することが出来たのか詳しい舞台裏を聞いたことがあるが、「人間力の高さ」、「大きな器」に驚愕した。やはりそれには大金が必要で、その大金が無ければ日中国交正常化は実現できなかったのだ。公にできない金の動きがあるのは必然だ。

田中角栄氏のような信念のある政治家には、今の可視化や透明化は生き辛い環境だ。法律より重要なことを受け入れない体制は、綺麗すぎる水では、魚が生きられないのと同じ状況の様に見える。

■筆者プロフィール:LampangZ

1961年生まれ、東京出身。アジアでの体験談を中心に、どうしてこんな状況なんだろう、なぜなんだろうをお伝えします。アジアは不思議が詰まっています。

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