<北京五輪・関連>「五輪後の経済効果、過大に見積もるな」―中国国家主席

Record China    2008年8月3日(日) 10時54分

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1日、中国の胡錦濤国家主席は外国メディアと会見し、北京五輪後の経済について「中国全体に対する経済効果を過大に見積もるべきではない」と述べた。写真は7月29日、天安門広場。

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2008年8月1日、胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席は、北京の人民大会堂で外国メディアと会見し、北京五輪後の中国経済について「五輪は北京市の経済発展を力強くけん引したが、その発展は中国経済の一部にすぎない」としたうえで「中国全体に対する経済効果を過大に見積もるべきではない」との考えを示した。同日付で新華社通信(電子版)が伝えた。

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胡主席は「今年に入ってから、歴史的な寒波や四川大地震など、中国経済は厳しい試練に直面する中で、好調な経済発展を維持してきた。今年上半期、国内総生産(GDP)は前年同期比10.4%増を示した」と評価する一方で「国際情勢の不安定要素により国内経済が直面する困難が増している」と強い懸念を示した。

また「どういった政策で経済発展を維持していく意向か」と質問され、胡主席は「科学技術の発展を支えながら、穏やかで速い経済発展を維持すること、物価の速すぎる上昇を抑制することをマクロコントロールの最重要任務とする」と回答。具体的には(1)マクロコントロールの強化・改善(2)経済構造の調整・発展方式の転換(3)生態環境保護・環境汚染対策(4)市民生活の向上―など4つを優先事項として挙げた。

このほか、四川大地震について「中国国民の団結と国際社会の支援のもとで、被災者が一日も早く日常の生活を取り戻せるよう引き続き復興活動を行っていく」と述べた。(翻訳・編集/SN)

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