<北京五輪・関連>「外国人旅行客監視」を否定―中国外交部

Record China    2008年8月3日(日) 8時12分

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7月31日、中国外交部の劉建超報道官は、五輪期間中、中国政府がホテルに監視システムを設置すると米上院議員が発言した件について、事実ではないと否定した。写真は08年7月、北京市内を観光する外国人旅行客。

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2008年7月31日、中国外交部の劉建超(リウ・ジエンチャオ)報道官は記者会見の席上、五輪期間中、中国政府がホテルに監視システムを設置するとアメリカ合衆国上院議員が発言した件について、事実ではないと否定した。8月1日付で新華社通信(電子版)が伝えた。

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記者の質問によると、アメリカ合衆国上院議員サム・ブラウンバック氏が、中国政府は北京五輪期間中、主要な外資系ホテルに監視システムを設置し、全宿泊客の動向を監視・情報収集するよう要求していると指摘。これについて同報道官は、事実ではないと完全否定した。

劉報道官は、公共の場所やホテルに、国際的に普及しているセキュリティー設備を超えるような特殊な設備はないとし、「中国では個人のプライバシーは法により保護されており、外国人旅行客は心配する必要はない」と述べた。また、ブラウンバック上院議員には偏見を捨て、中国を攻撃するような発言を止め、北京五輪や中米関係を損なうような発言は慎んでもらいたいと述べた。

さらに、先日米国下院の審議を通過した、中国政府は人権侵害を停止し、スーダン及びミャンマー政府を支持することを止め、北京五輪を「自由で開放的な伝統」の雰囲気に基づいて開催するよう求める決議案について、劉報道官は、米下院が中国の反対を無視し、少数の反中派議員の決議案を通過させたことは、彼らがオリンピックを政治化し、悪用していることが明らかで、オリンピック精神を汚すものとして中国は断固として反対すると述べた。(翻訳・編集/中原)

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