企業の利益分配めぐり暴動、警察発砲で2人死亡―雲南省孟連県

Record China    2008年7月21日(月) 12時49分

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19日、雲南省孟連県で暴動が発生、警察官が群集に取り囲まれ負傷し、警察車両も破壊された。衝突の過程で警察官は銃使用を余儀なくされ、群集のうち2人が死亡した。写真は06年5月5日、孟連県で開かれた「神魚節」の魚採りイベント。

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2008年7月20日、新華網の報道によると、19日午前、雲南省孟連(モンリエン)県で暴動が発生、警察官が群集に取り囲まれ多数負傷し、警察車両も破壊された。衝突の過程で警察官は自衛のための銃使用を余儀なくされ、群集のうち2人が死亡した。

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7月15日、現地ゴム企業と一部農民の間で利益の分配を巡ってトラブルが発生、19日午前、警察官が法に基づき違法犯罪容疑者を呼び出そうとしたところ、農民500人余りに取り囲まれ、41人の警察官が負傷、警察車両8台が破壊された。警察官は銃の使用を迫られ、15人の農民が負傷、うち2人が死亡した。

事件発生後、同省幹部は現地農民の訴えを聞き、事態の早期安定化を図るよう指示、同省公安庁長と同省副省長が群集を刺激しないよう警察車両や護衛兵を付けず、100名余りのゴム農家が座り込む会議室に向かった。会議室では現地政府の幹部が10時間余りにわたって農家に説明を行い解散するよう説得を続けていた。

省幹部到着後、直接対話が1時間余りにわたって実施され、農民達は次々に要求を述べた。党責任者、会計士、弁護士、村人からなる作業チームが結成され、利益の分配方法を検討、大多数の農民はこの結果に満足し現場を離れたという。

20日午前、200人あまりのゴム農家が再び現地ゴム企業に集まっているが、武器は携帯しておらず、状況は比較的安定しているという。(翻訳・編集/YY)

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