80年代生まれ多くが「恐婚族」、離婚率の高さから結婚に悲観的?―中国

Record China    2008年7月12日(土) 19時9分

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11日、中国国内で結婚の登記をする初婚者の数は1992年から2005年の間で350万人減少した。結婚の失敗や離婚を恐れる80年代生まれの人が増えているのが原因だという。写真は2月29日、北京博覧館で開催された第7回中国国際婚博覧会。

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2008年7月11日、中国青年報によれば、中国国内で結婚の登記をする初婚者の数は1992年から2005年の間で350万人減少したことが統計からわかった。結婚の失敗や離婚を恐れる人が増えているのが原因だという。

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中国青年報が行った調査によれば、調査対象5521人のうち、22.3%の人が結婚に恐れを感じる「恐婚」の傾向を自己認識しており、45.7%の人は身近に「恐婚族」がいると答えた。さらに、「恐婚族」の多くが80年代生まれだと見ている人の割合は44.4%にのぼっている。

初婚者減少の背景には、離婚件数の急増があるという。1985年には離婚件数は45.8万件だったが、1990年には80万件、1995年には100万件を超え、2005年になると178万5000件に達している。

北京師範大学、社会心理学の石林(シー・リン)教授によれば、「恐婚」はどの年代の人にも見られるが、現在結婚適齢期を迎えている主な年代は80年代生まれ。彼らは全体的に高い教育を受け、社会環境が大きく変化する中で成長し、そして離婚が急増する中、結婚適齢期を迎えている。結婚に対して大きな心理的な圧力を感じ、結婚の失敗や離婚に対して強い恐怖を抱いているほか、結婚までの精神的な準備が不足していると感じるなど、結婚に慎重になりすぎているのだという。(翻訳・編集/岡田)

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