サルコジ仏大統領がダライとの会見示唆、中国側は強く反発―中国

Record China    2008年7月3日(木) 16時29分

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2日、サルコジ仏大統領が「中国政府がダライ・ラマと十分な話し合いを行えば、北京五輪開会式への出席も考慮する」と発言したと伝えられた。写真は5月19日、在仏中国大使館で四川大地震に対し哀悼の意を表明するサルコジ大統領。

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2008年7月2日、環球時報によれば、サルコジ仏大統領が30日に現地テレビに出演し、「中国政府がダライ・ラマと十分な話し合いを行えば、北京五輪開会式への出席も考慮する」と話すとともに、ダライ・ラマと会見を行う可能性も示唆した。

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サルコジ大統領は、フランス国営テレビの番組で演説を行い、チベット問題について「容認できない」と繰り返し述べ、8月にダライ・ラマが訪仏する折に会見を行う可能性を明かしたという。五輪開催期間の訪中予定については、日本で開催される8か国首脳会議に合わせて発表が行われると見られるが、具体的な時期は不明。

中国外交部の劉建超(リウ・ジエンチャオ)報道官は1日、関係諸国の指導者がダライ・ラマとの間で会見を行うことに反対する中国側の立場を明確にし、「チベット問題と北京オリンピックを結びつけることに反対する」と強調した。ネット上でもサルコジ大統領の発言は大きな波紋を呼んでおり、「大統領がオリンピック期間中に中国を訪れることを中国国民は歓迎しない」といった意見が噴出しているという。大統領の発言により、中国におけるフランスへのボイコットが激化する可能性もある。(翻訳・編集/岡田)

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