<中華経済>石油最大手2社が第3四半期も石油製品増産へ―中国

Record China    2008年6月30日(月) 15時50分

拡大

30日、中国国内の石油製品不足の解消を狙いに、中国石油最大手2社が08年第3四半期(7−9月)も石油製品の増産に乗り出す見通しとなった。

2008年6月30日、中国国内の石油製品不足の解消を狙いに、中国石油最大手2社が08年第3四半期(7−9月)も石油製品の増産に乗り出す見通しとなった。27日付香港・経済通によると、中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ、CNPC)は第3四半期に石油製品を58万トン増産し、中国石油化工集団(シノペック)もまた、7月にディーゼルオイルを20%増産する方針が明らかになった。うちシノペックはナフサや石油化学製品を20%減産することで、ディーゼルオイルの増産に充てる方針。

中国では需要の高まり、四川大地震など震災による影響を受けて、中国国内の供給バランスが不均衡な状態にある。大都市のガソリンスタンドでは慢性的に石油製品が品薄で、給油待ちのトラック、乗用車が長蛇の列を成すなど社会現象にまで発展している。

国内の供給ひっ迫を受け、政府は同2社に対し、石油製品の増産に努めるよう指示。うちペトロチャイナは6月が原油加工量は前月に比べ6%増となったほか、地方の精製工場に委託生産を行うなど対応に追われている。

また、同2社は製油製品の輸入にも力を入れており、5月にはガソリン輸出入で中国初の輸入超過を記録した。同月のガソリン製品の輸出量は16万トン、輸入量は33万8000トンと大幅な入超。ディーゼル油の輸入量は70万トンに達し、単月の過去最多となった。(翻訳・編集/KS)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携