<早分かり><麻薬>新たな最大産地は「金新月地帯」―中国

Record China    2008年6月25日(水) 10時32分

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23日、海関総署によると、現在、中国にもたらされる麻薬の最大の産出地はアフガニスタン、パキスタン、イランにまたがる「金新月(ゴールデン・クレセント)地帯」であるという。写真は、金新月地帯での毒物探知犬訓練。

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2008年6月23日、海関総署弁公庁の劉広平(リウ・グアンピン)主任が記者会見席上で明らかにしたところによると、現在、中国にもたらされる麻薬の最大の産出地はアフガニスタン・パキスタン・イランの国境地帯にまたがる「金新月(ゴールデン・クレセント)地帯」であるという。

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海関総署によると、6月19日までに税関が摘発した麻薬密輸事件は159件で、517kgの麻薬を押収、容疑者224名を捕らえたという。劉主任によると、以前最大の産出地と言われた、ミャンマー・タイ・ラオスにまたがる「金三角(ゴールデン・トライアングル)地帯」を産出地として、西南部の国境を越えてもたらされる麻薬は減少した。

その反面、麻薬の密輸は組織化し、国際化している。密売・密輸人の国籍は多くの国にまたがり、20か国の出身者からなる組織を摘発したという。また、密輸する手段も様々で、郵便や絨毯の中、人体、旅行道具の中に隠し持っている場合などがある。

2005年4月、麻薬撲滅への動きが強化されて以降、全国の税関で摘発された麻薬密輸事件は898件、押収した麻薬は2056.66kg、約5224万元(約7億8千万円)相当に及び、逮捕者は1330名となった。(翻訳・編集/小坂)

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