<カンフー・パンダ>映画局は作品内容に問題認めず、監督もコメント発表―中国

Record China    2008年6月23日(月) 17時26分

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22日、米ドリームワークス社のアニメ映画「カンフー・パンダ」が、四川省内での上映中止措置発表を経て、21日に上映が再開されたことで、現地の映画館は大きな賑わいを見せている。映画局は「作品内容に問題はない」としている。

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2008年6月22日、米ドリームワークス社のアニメ映画「カンフーパンダ」が、19日の四川省内での上映中止措置発表を経て、21日に国家広播電影電視総局の批准によって上映が再開されたことで、現地の映画館は大きな賑わいを見せている。成都晩報の報道。

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上映が再開された理由について、同紙では「四川省はパンダのふるさととして誰もが認める土地。成都の観客は同作品に大きな期待を寄せている」としている。

同省の上映中止騒動の発端は、省内在住の芸術家の趙半狄(ジャオ・バンディー)氏の、国家広播電影電視総局に対する申し入れ。同氏は作品が「中国の国宝とカンフーを盗み、中国で儲けようとしている」こと、また、問題発言で物議を醸したシャロン・ストーンと同じハリウッド産の映画であることにクレームを提示、一時は19日に上映先送りが発表されていた。

しかし、都市快報の報道によると、同氏の申し入れに対し、映画局が「同作品は審査を経たものの、内容上何の問題もない」として上映再開にこぎつけた。なお、同局は「映画の上映延期や中止について、行政管理部門はあくまで提案を行うだけ。具体的な事務事項については、作品の配給・上映元に任せる」としている。

また、今回の騒動について、監督のマーク・オズボーン氏は次のようにコメントを発表している。「わたしは中国の伝統文化に大きな敬意を払っています。今年開催される北京五輪に際し、最も身近で最も愉快な手段を用い、中国文化を世界の人に広めたかった。この作品を通じ、わたしは中国文化へのリスペクトを表明しています」。(翻訳・編集/愛玉)

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